方向転換 2016 2 14

 中国は、方向転換するかもしれません。
満を期して、南シナ海に進出したのに、
東南アジア諸国どころか、
日本からもアメリカからも、非難の嵐です。
最近では、欧州も、中国を非難しています。
 そこで、中国は、東シベリアに進出するかもしれません。
シベリアには、豊富な地下資源があります。
 今は、東シベリアは、ロシアの領土になっていますが、
元々は、清帝国の時代は、中国の領土だったのです。
 仮に、中国がシベリアに進出しても、
誰も非難しないでしょう。
南シナ海のように激しい抵抗もないでしょう。
 東シベリアには、人口がほとんどありません。
もちろん、最近は、中国人が東シベリアに移住していますので、
多少は、人口が増えたかもしれません。
 「中東の地下資源」か「シベリアの地下資源」か。
中国は、それを天秤にかけて行動するでしょう。

滑走路 2015 11 15
 中国が、南シナ海で、
大規模な埋め立て工事によって、
人工島を作っている問題については、
何が一番問題かというと、3000メートル級の滑走路です。
 どこの国でも、漁業資源や海底資源の確保を狙って、
暗礁に灯台を建てることは、よくあることです。
 問題は、大規模に埋め立て工事をした上に、
滑走路を作っていることです。
しかも、3000メートル級の滑走路です。
 1000メートル級の滑走路では、プロペラ機のみ離着陸が可能です。
これが、2000メートルを超えると、戦闘機の離着陸が可能となります。
3000メートル級となると、大型の爆撃機の離着陸が可能です。
もはや、軍用の人工島を作っているのが明白です。
 もちろん、中国にも焦りがあるでしょう。
空母実験船「遼寧」の運用実験で、わかったことは、
中国には、実用的な空母を持つことができないことが明白になったこと。
しかも、将来にわたって実用的な空母を作ることができないことが明白になったのです。
 空母の建造は、基礎的な技術の「積み重ね」と「すり合わせ」が重要です。
しかも、そういう技術の「積み重ね」と「すり合わせ」は、数十年の歳月が必要です。
こういうことは、中国人が最も苦手とするところでしょう。
 そういうわけで、中国は、
南シナ海に浮かぶ「暗礁」を「不沈空母」にする必要性を考えたのでしょう。








































































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